☆ ☆ ☆ イミグレーション ☆ ☆ ☆


Immigrant Visa が有効なのは6ヶ月。グリーンカードを取得するために、今回の下見渡米は必須だった。飛行機の中で妻と「I-94Wは書く必要がないよな?」「いらないんじゃない。」などと、話している内に、早朝オレゴン州ポートランド空港に到着。ポートランド空港は混雑もなく閑散としていた。Visitor 用の列よりも Permanent Resident 用の列の方が短いようだったこと、グリーカード取得用の黄色の分厚い封筒をを持っている方が Permanent Resident 用の列に並んでいたことから、Permanent Resident 用の列に並んだ。

列が短いのですぐに自分たちの番が回ってきた。入国審査官にパスポートと封筒を見せると、隣にある別室に行くように指示された。別室には、学生と思われる日本人、韓国人が数人と中年のインド人、韓国人、韓国人の赤ちゃんを養子に向かえるアメリカ人夫婦一組がいた。このアメリカ人夫婦は、私たちの前に入室したのだが、赤ちゃんがいるからかアメリカ人だからかは分らないが直ぐに処理され退出して行った。我が家も子どもがいるから早く処理されるかと淡い期待を持ったが結局1時間30分以上待たされた。

やっと順番が回ってきた。サイン、指紋採取、そして「住所はここでいいか?」と聞かれただけだったが、呼ばれて処理が終わるまで30分もかかった。疲れていて思考回路が止まっていた?ためか、日本の感覚で全面的に入国審査官を信頼していたためか、パスポートにどのようなスタンプが押されたか気にも留めなかった。このスタンプが出国時に問題になるとは予想もしなかった。

出国時、ノースウエスト航空のカウンターで「I−94Wはどこにあるの?」と、聞かれ驚いた。「持ってませんよ。プラスチックのグリーンカードは持っていませんが、グリーンカード保持者ですから。」と、答えると「あなたのパスポートには仮グリーンカードのスタンプが押されていませんよ!」と、言われ「「Immigrant Visa のページに入国日の入った楕円形のスタンプが押してありますよ。」と、言うと「これは仮グリーンカードのスタンプではありません。」と、激怒された。余裕を持たずに空港に着いた脳天気家族はパニック状態に陥った。「とにかく出国をしたい、どうしたらいいのか?」と、訴えたところ、I−94Wの半券に必要事項を書くように指示されなんとか出国できた。


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