☆ ☆ ☆ アパート探し ☆ ☆ ☆


下見渡米に来る前からインターネットで、 ForRent.comapartments.comApartmentGuide.com など複数のアパート検索サイトグーグルマップ を使用して、だいたいの相場と周辺環境を調べていた。しかし、やはり一見は百聞しかず。雰囲気というものは、インターネットでは掴めない。インターネットでアパートとその周辺の雰囲気が分らずに契約するのは勇気がいる。短期契約ならまだしも長期契約となると、やはり、実際にアパート・周辺の治安・環境などを確認するのは大切だと思う。ただし、インターネットによる事前調査も非常に役に立ったことは言うまでもない。

ポートランド空港・ショッピングモールで無料のアパート情報誌を手に入れた。もちろん、インターネットと情報誌の内容は同じであった。とにかくできるだけ多くの物件を見て回ることにした。

<最初の物件で>

ゼロからの海外移住なので、仕事もない、クレジットヒストリーもない、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)も未入手の状態でのアパート探し。アパートを貸し渋られると困る思い「貯金はあります。しばらく、仕事がみつからなくてもアパート代はきっちり払えます。」と、おおミエを切ってしまった。「去年の収入は?」と聞かれ「素直に×××万円。」と、答えた。「じゃあ、無理です。ここは低所得者用アパートですから。」これには驚いた。よく、日本人がアパートを借りる際に困るのはクレジットヒストリーがないなどによるものであると聞いていたからだ。このアパートは新しい、設備が充実している、MAXの駅にも近いと3拍子揃った優良物件にもかかららず、低所得者が住めるなんて実に羨ましい限りである。「私も収入がなく低所得者なので入居させてください。」と、言っても後の祭りであった。

<アパートを借りるための条件>

20軒近くアパートを見て回ったが、安くて条件の良いアパートのほとんどは低所得者用であった。これには去年の収入証明がいると言われ諦めた。おそらく、日本で平均的な収入があった人が低所得者用アパートを借りることは無理のようだ。そして、低所得者用以外のアパートでは、特に条件らしい条件は必要がなかった。これは、オレゴンの土地柄であるのかも知れないが、どこのアパートでもフレンドリーに対応してくれ、クレジットヒストリーなどがなくても通常のボンド1ヶ月でOKであると言ってくれた。

<アパート仮契約>

20軒近くアパートを見て回ったが、どこも一長一短であった。アパートとその周辺の雰囲気も分ったので日本へ帰ってから e−mail で仮契約すればよいかと思っていた。しかし、時間に余裕があったので、候補から外していた”あまりに値段が安く、写真写りがイマイチのアパート”を最後に見に行くことにした。 しかし、値段の割りにオフィススタッフがしっかり仕事をしていること、確かに古いアパートではあるが管理が行き届いていること、広いこと、立地条件が良いことなどから、このアパートと仮契約することにした。やはり、実体験は大切だと痛感した。仮契約に必要なものは、ホールディングフィー100ドルアプリケーションフィー50ドルそしてパスポート。この他に書類の記入を要求されたが「記入できることは、ほとんどありません。」に対し「構いませんよ。」とのことでした。これで約1ヶ月間、このアパートを押さえてもらうことができた。そして「入居日が変更になった時は連絡をしてくれれば問題はありません。」との心強い言葉も頂いた。


下見渡米に来てアパートを実際に見ることができたからこそ、インターネット検索上では候補から外していたこのアパートに出会えた。アパートを長期契約する際は、実際にみてから契約することをお勧めしたい。


Copyright (C) 2005 usa_ijuu All rights reserved.